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運用設計

運用設計(System Operation Design)とは

障害発生時の障害回復を確実に行え、

性能劣化を的確に把握するための監視を行い、

性能劣化の改善と将来の障害に耐えうる環境を設計することが運用設計の目的です。

正しく運用設計できた環境では障害を最小限に抑え、快適に使い続けることができます。

「形あるものはいつかは壊れる」

というようにシステムにいくら投資しても絶対に障害を起こさない環境をつくることはできません。

不運にも障害が発生した場合にはバックアップからシステムを回復(リカバリ)することが障害回復の目的です。

障害回復を設計する中心的な作業はバックアップ/リカバリ計画の作成です。

障害は大きく3種類に分類できます。

1.トランザクション障害

OSやミドルウェアは正常に動いた状態でトランザクションのエラーが発生した時の障害です。

エラーを修復後、トランザクションをロールバックし処理を再実行します。

2.ソフトウエア障害

オラクルやミドルウエアやアプリケーションに不具合が発生した時の障害です。

失われたメモリ上のデータがある場合はログを使い障害回復処理を行います。

3.ハードウエア障害

ハードウエアに不具合が発生した時の障害です。

不具合を修復した後で破損して失われたデータはバックアップからリカバリします。

失われたメモリ上のデータがある場合は2.ソフトウェア障害と同様にログを使い障害回復処理を行います。

データベース関連の知識としては以下の知識が必要です
◆ロールバック(後退復帰)

オラクルの場合、UNDOログファイルがこの機能で使用されます。

◆ロールフォワード(前進復帰)

オラクルの場合、REDOログファイルがこの機能で使用されます。

◆CRUD図(リカバリポイントの検討)

表(テーブル)と処理の関係をC(作成)、R(参照)、U(更新)、D(削除)で表した図。

CRUD図を使用しデータのライフサイクルを分析することで、データの保存期間や障害時のリカバリーポイントを検討する。

◆バックアップの種類

バックアップの方法は論理バックアップと物理バックアップがあります。

論理バックアップ

OracleのツールであるDataPump expdpやexpコマンドを使用して、データベースに格納されたデータをエクスポートする方法。

復旧時はエクスポートしたデータをインポートします。

物理バックアップ

データベースを構成するファイルをコピーするバックアップ方法

◆フラッシュバック・リカバリ

フラッシュバック領域とは、バックアップの自動化を実現するためにOracle10g R1から新機能(フラッシュバックリカバリ機能)として用意された格納領域です。