詳細設計の解説
詳細設計(Detail Design)とは、一般的に要件定義・基本設計を受けプログラミングできるレベルまで詳細化する工程です。詳細設計は「画面設計」、「帳票設計」、「処理設計」に分類し設計します
画面設計
画面レイアウト(イメージ)とデータベースとの関連付けを行い、項目、項目名、属性の最終決定を行います。
帳票設計
帳票レイアウト(イメージ)とデータベースとの関連付けを行い、項目、項目名、属性の最終決定を行います。
処理設計(機能設計、内部設計)
機能を実現するために、機能をモジュール単位(処理の最小単位)に分割し、プログラマーがプログラミングできるレベルまで定義します。
詳細設計の完成度
詳細設計段階では、画面レイアウト(イメージ)、帳票レイアウト(イメージ)、データベースの整合性が取れた状態です。また、コーディンング規約(ルール)、プログラム命名規約などの整備も含めて完了している状態です。さらに、コーディングインスペクション(規定どおりに書かれているかを確認する作業)の実施方法や単体テスト仕様書の作成が完了していることが望ましい状態と言えます。つまり、プログラムができる前にテスト検証の内容まで理解しておくと、品質が格段に向上するからです。
データベース設計と詳細設計
データベース側の設計としては、データベースの構造的な設計は完了しており、物理的な配置に着手していることが望ましい状態と言えます。これは、プログラミングが完了した段階で、順次単体テストが実施できる環境が必要になるからです。