Oracleデータベースの起動方法とは
Oracleデータベースを使用するにはデータベースを起動する必要があります。起動と言ってもオプションがあります。オプションによりデータベースの起動状態が違います。なぜ、そのようなオプションが必要なのか。その理由も含め解説します
◆Oracleデータベースの起動方法のオプション
Oracleでは、データベースの稼動状態として以下のような4つの状態が存在します
通常は、停止状態の「SHUTDOWN」か、稼動中の「OPEN」のどちらかの状態になっているはずです
◆OPEN:データベース起動状態
通常の起動方法です。全ファイルがオープンされた状態のことです。制御ファイルやOracle管理オブジェクト、アプリケーションで使用するテーブルやインデックスオブジェクトが使用可能な状態ということです。当然ですが、起動する前はSHUTDOWN(データベース停止)状態です
STARTUPのみを指定し、STARTUPの後ろのOPEN以降を省略できます
◆MOUNT:データベースマウント状態
データベースマウント状態とは制御ファイル・オープン(データファイル・REDOログファイルへの接続)した状態を言います。データベースをメンテナンスするような場合に使用する稼動状態のことです。データベースはMOUNTされている状態なのでOracleの管理ファイル等が正常に接続されるかを確認するために使用します。この状態ではまだ、通常のテーブルやインデックスは使用できません。主に利用者に接続・利用されないようにして確認作業等を行う時に使用します
◆NOMOUNT:データベースディスマウント状態
データベースディスマウント状態(インスタンス起動(初期パラメータ読込・メモリ確保))です。MOUNT状態同様、データベースをメンテナンスするような場合に使用する稼動状態のことです。初期パラメータを読込みインスタンスが起動することを確認する等、主に設定を確認するために使用するオプションです。MOUNT同様、利用者に接続・利用されないようにして確認作業等を行う時に使用します
◆SHUTDOWN:データベースダウン(データベース停止)状態
完全のデータベースが停止ている状態です。詳細はOracleデータベースの停止方法を参照ください
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