ビュー(View)定義(DDL)の解説
データベースのビューとは、利用者にデータのすべてを利用させるのではなく、データの一部分だけを利用させる機能と考えていいでしょう。最近ではマテリアライズドビュー(Materialized View:実体のあるビュー)という機能もあり、様々な使い方が可能になってきています。そのビュー(View)を定義するのがDDLです
ビューとは何か
ビューとは論理表とも言われます。実際の表をベースに選択、結合、集計などの結果列をユーザにあたかも通常の表の様に見せる仕組みのことです。例えば、テーブル結合(JOIN)が多く処理が重いSQLをチューニングするために、テーブル結合した結果をビューとして定義しておき処理を高速化する等にも使います。ビューは実体のない論理表ですので参照のみに使われますが、最近はマテリアライズドビュー(Materialized View:実体のあるビュー)という機能もあります。これはマテリアライズドビューを更新すると元のテーブルのデータも更新できます。スナップショット、レプリケーション的な使い方ができます
ビュー(View)を定義するのDDLの基本構文
CREATE VIEW ビュー名 AS SELECT文
AS以下は元になる表から作成するという意味で、SELECT文になっています
SELECT文ということは、選択、結合、集計結果などをビューとして定義できるということです
列(カラム)指定
CREATE VIEW ビュー名(カラム名1、カラム名2・・) AS SELECT文
必要な列(カラム)だけをビューとして定義することができます