物理設計(physical design)について
物理設計(physical design)はコンピュータ資源上にアプリケーションを構築する上で最も重要な設計です。データベースの場合、アプリケーションに必要なデータの特性に応じてコンピュータ資源を確保します。そのための調査・分析が主な内容となります
物理設計(physical design)とは
物理設計(physical design)は業務要件の中の非機能要件を満たすデータベースを構築するための設計です。データベースの選定から始まり、バックアップ・リカバリ設計までデータベースに関する幅広い知識が必要です
物理設計(physical design)の主な実施内容
主に以下のような内容を行います
1.データベース選定
2.データベース導入設計
3.非正規化の検討
4.テーブル設計書の作成
5.初期化パラメータ設計
5-1.メモリ領域の設計
5-2.データブロック構造
5-3.ファイル配置設計(Oracleデータベースのファイル構造)
5-4.DDL(Data Definition Language)によりテーブル定義文(CREATE)の作成
6.接続設計(Oracle*net、Listener)
7.耐障害設計(障害ログ管理(ADR(Automatic Diagnostic Repository))、性能監視(STATSPACK、AWR(Automatic Workload Repository)))
8.バックアップ・リカバリ設計(フラッシュバック・リカバリ、RMAN(Recovery Manager))
当然ですが、運用とも関係しますので、運用設計の中の監視、障害回復、メンテナンスという視点での整理も必要になります