◆SGA (System Global Area:システムグローバル領域)
【データベースバッファキャッシュ】
ディスクから読み込んだデータをキャッシュする領域。データ領域とUNDO(変更前情報)領域に大別されます。
【REDOログバッファ】
REDO(変更後情報)ログのメモリ領域です。
【共有プール】
解析済みのSQL文をキャッシュするライブラリキャッシュと、オブジェクトの定義情報(テーブルの属性など)をキャッシュするデータディクショナルキャッシュがあります。
◆主要バックグラウンドプロセス
バックグラウンドプロセスはOracleの心臓とも言うべく管理プロセス(プログラム)です。
主なバクグラウンドプロセスは以下の通りです。これらは初期のころから存在する代表的なものです。
【SMON】
システムモニタと呼ばれ、インスタンス全体を監視します。
【PMON】
プロセスモニタと呼ばれ、ユーザープロセスを監視します。
【DBWR】
データベースライタと呼ばれ、データベースバッファのデータをデータファイルに書き出します。DBWRは複数起動します。
【LGWR】
ログライターと呼ばれ、REDOログバッファの内容をREDOログファイルに書き出します。
【CKPT】チェックポイントと呼ばれ、DBWRとLGWRのデータファイルへの書き込みタイミングを制御します。
【ARCH】
アーカイバと呼ばれ、REDOログバッファの内容をアーカイブログファイルというリカバリ用データファイルへ書き出します。
その他
【Snnn】マルチスレッドサーバ
【Dnnn】ディスパッチャ
【RECO】リカバラ
【LCKn】ロック
など多数あります。
機能が追加されると追加される場合があります。
アラートログにバックグラウンドプロセスが表示されますので、どのような処理が動いているか推察することができます。