Load Profileの見方について
Load Profileを分析することはシステム全体を俯瞰する上で重要です。トランザクション数に対してCPUが異常に高い。またはI/Oが異常に多い。などシステムとしての全体的な傾向を把握するために分析します
Load Profileとは
STATSPACKの中でシステムの負荷状況、特性、処理傾向を確認するのがLoad Profileです。STATSPACKをデータベース・チューニングで使用する場合はまず、データベース負荷の全体像を把握するために使用します
Load Profileの項目
確認できる項目は以下の通りです
DB time(s)
SQLの実行にかかった時間
DB CPU(s)
SQLの実行にかかったCPU時間
Redo size
生成されたREDOログのサイズ(byte)
Logical reads
アクセスしたブロック数
Block changes
変更されたブロック数
Physical reads
ディスクから読み込んだブロック数
Physical writes
ディスクに書き込んだブロック数
User calls
ログイン、解析、フェッチ、実行などユーザ・コール数
Parses
SQLの解析回数
Hard parses
SQLのハードパース回数
W/A MB processed
SQL作業領域の使用量
Logons
ログオン数
Executes
SQL実行回数(再帰SQL含む)
Rollbacks
ロールバック回数
Transactions
トランザクション数
分析方法
特に数字が大きくなっている部分に着目します
以下のケースの場合Logical readsが異常に高い数値になっています
その原因を分析することがデータベース・チューニングの第一歩になります
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ピンバック: STATSPACK – データベース研究室
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