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データベースにおける障害の種類

「形あるものはいつかは壊れる」というようにシステムにいくら投資しても絶対に障害を起こさない環境をつくることはできません。とはいえ、障害を極力少なくする必要があります。まずは、データベースにおける障害の種類について考えてみましょう

障害の種類

データベースにおける障害の種類には、ハードウェアに起因する障害、ソフトウェアに起因する障害、トランザクション障害(アプリケーション障害)に大別できます

ハードウェアに起因する障害

その名の通り、ハードウエアに不具合が発生した時の障害です。初期不良なら導入時に比較的軽微な対応で対処できますが、経年劣化による障害、つまり、稼働中に起こる障害は、ハードウェアの交換など、対処が複雑で大変です。継続的な監視(CPU、メモリ、外部記憶装置)が必要です

ソフトウェアに起因する障害

OSやミドルウエア(DBMSなど)に不具合が発生した時の障害です。まさに、データベースソフトウェアそのものに起因する障害です。データベースの黎明期には、障害によるデータの消失や回復(リカバリ)の失敗など、ありましたが、現在では、そのような事象も減少していて信頼性は向上していると思います。但し、障害はゼロにはなりませんので、障害の分類では、データベースソフトウェアそのものの不具合を疑うことも必要です

トランザクション障害(アプリケーション障害)

DBMSは正常に動いた状態でトランザクションのエラーが発生した時の障害です。アプリケーションプログラムの不具合やネットワーク障害などが考えられます。データベース側のアプリケーションの代表が、SQLやプロシージャです。当然、上位プログラムのアプリケーション不具合の影響を受ける場合もあります。障害時にまず疑うべきは、アプリケーション障害です。

障害発生時のリカバリ

不運にも障害が発生した場合にはバックアップからシステムを回復(リカバリ)することが障害回復です。障害回復を設計する中心的な作業はバックアップ/リカバリ計画の作成です。

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