ジョハリの窓
ジョハリの窓とは
フランスの哲学者で実存主義者であるサルトルは言いました。
「私があるということは私が何であるかということより先である」と。
人は生まれた時から自分をゼロから創らなければならないということであり、人間は無限の可能性を持っていると言うことだと思います。
しかし、なかなかうまくいきません。
なぜでしょうか。
人は自分の価値観や信念によって行動します。
こんなことしたら恥ずかしいとか、笑われるのではなかとか、自分には無理とか、そこからくる嫉妬、恨みなどなど。
さて、
ご存じだと思いますが、「ジョハリの窓」というのがあります。
「自分が知っている領域」と「自分が知らない領域」、「他人が知っている領域」と「他人が知らない領域」のマトリックスで構成されています。
「自分が知っている領域」と「他人も知っている領域」の交点は「開放されている領域」
「自分が知っている領域」と「他人が知らない領域」の交点は「隠した領域」
「自分が知らない領域」と「他人が知っている領域」の交点は「気づかない領域」
「自分が知らない領域」と「他人が知らない領域」の交点は「未知の領域」
の4つの領域があるという考え方です。
ジョハリの窓とコミュニケーション力
「自分が知っている領域」を他人に知ってもらうことで、「隠した領域」や「未知の領域」を少なくしたり、
「自分が知らない領域」を他人から教えてもらい「気づかない領域」や「未知の領域」を少なくしてコミュニケーション力を上げましょうという理論です。
自分では気がつかないが他人から指摘され気づかされたり、「他人の振り見て我が振り直す」ような場面も多々あると思います。
少しの勇気と気配りで他人との関係が改善されることはよくあることですよね。