ノンバーバルコミュニケーション
ノンバーバルコミュニケーションとは
ノンバーバルコミュニケーションを説明する時に欠かせないのがメラビアンの法則です。
メラビアンの法則は1973年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアン博士が提唱した理論で、コミュニケーションにおける言語と非言語の情報伝達比率に関する法則です。
バーバルとは、「ことば」そのもののことを言います。これを内容重視型と言います。
ノンバーバルとは、「ことば」以外のことを言います。これを非言語重視型と言います。
バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーションの情報伝達比率は、
バーバルコミュニケーション:ノンバーバルコミュニケーション = 7: 93
ということです。
コミュニケーションにおける情報伝達のうち言葉以外の比率がいかに高いかが分かります。
つまりコミュニケーションにおいて、ノンバーバルコミュニケーションが重要であるということです。
ノンバーバルとは周辺言語(パラランゲージ)と非言語のこと
ノンバーバルは、周辺言語(パラランゲージ)と非言語に分かれます
つまり、コミュニケーション時の情報伝達は
バーバル(ことば)・・・7%
周辺言語(パラランゲージ:ことばに付随する情報)・・・38%
非言語(人体、ボディーランゲージ、服装など)・・・55%
ということです。
◆周辺言語(パラランゲージ)とは
周辺言語(パラランゲージ)とは、話しことばに付随する音声上の性状、特徴のこと。
声の大きさ、速さ、抑揚など緊張感や親近感などの情報が含まれています。
非言語
非言語(人体、動作、沈黙、身体接触、対人的空間、時間、色彩、目)の詳細は以下の通りです。
◆人体
身体的特徴、性別、年齢、皮膚の色など、身体がもつ情報のことです。
◆動作(ボディーランゲージ)
人体の姿勢や動き、手の動きなど、動作により情報を伝達します。手話は最たるものです。
◆沈黙
無言の抗議、回答を待つ、興味がないなど、沈黙にも情報があるということです。
◆身体接触
相手の身体に接触すること、代替行為による表現など、接触にはどんな意味が込められているか人間は察知します。
◆対人的空間
コミュニケーションのために人間が利用する空間。その人との距離間にも意味、情報があります。
◆時間
タイミング、サイクル、考え方・捉え方(志向)、過去重視型、現在重視型、未来重視型。時間の捉え方は人それぞれであり、過去の話をよくする人や、今が楽しければ良いという人、未来の夢を語る人など、時間にも様々な情報があります。
人体の生体リズムも人それぞれです。
人体の生体リズム
・サーカディアン(1日)
・アルトラディアン(1日に2回以上)
・インフラディアン(1週間に1回)
・サーカメンシュアル(1カ月に1回)
・サーカニュアル(1年に1回)
◆色彩
服装、持ち物などの色彩にも意味、情報があります。
・女性の好きな色:赤、紫、青、緑、オレンジ、黄
・男性の好きな色:青、赤、紫、緑、オレンジ、黄
◆目
アイ・コンタクト、目つき、眼球の動き。目は口ほどにものを言うの例えのとおり、重要な情報です。
参考書籍:非言語コミュニケーション
詳細は本書をご一読ください。コミュニケーションを勉強したい方は、大変勉強になります。
プレゼンテーションでは、内容も重要ですが、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)も大切です。
プレゼンテーションがうまい方が、見た目や声、間の取り方を重視しているのは、メラビアンの法則からも理解できます。
コミュニケーションにおいても、話の内容を重視しする方(内容重視型)と、相手の表情や感情を重視する方(非言語重視型)がいます。
ご自身のコミュニケーション時の焦点が内容重視型か、非言語重視型かをお知りになりたい方は、
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