黒澤明のリーダーシップ
日本、いや世界を代表する映画監督(1910年~1998年)
映画好きの私ですが、現在でも最高の1本は「七人の侍」です
他の作品も好きですが、私の中では未だこの映画を超えるものがありません
ストーリーの奇抜さ(無償で百姓を助ける7人の侍たち)
7人のキャラクターと百姓のキャラクター設定と役者の名演
ラストの戦闘シーン(実はどろのシーンは前日に普段降らないはずの雪が融けたもの)
など、書きたいことがいっぱいあるのですが、きりがありません
構成、脚本、演出、音楽、配役、演技、製作過程・エピソード、すべてに完璧です
毎年何度か観て、その度に感動してしまいます
この映画を生んだ黒澤明という監督のリーダーシップはどこからくるのか
黒澤明の言葉
些細なことだといって、
ひとつ妥協したら
将棋倒しにすべてがこわれてしまう
私は人を憎んでなんかいられない
私にはそんなヒマはない
恥をかいてもいいから、ズカズカ踏み込むんだ
自分を飽きさせずに面白く働かせるコツは、
一生懸命努力してしつこく踏ん張るしかないんだ
これでもか、これでもかと頑張って、一歩踏み込んで、
それでも粘ってもう一頑張りして、もう駄目だと思っても
ズカッと踏み込んで、そうしていると突き抜けるんだ
自分の苦労に正比例して、価値判断してはならない
●詳細型、内的基準型、自分型
「些細な」は詳細型
「妥協しない」は自分型
「恥をかいても」、「価値判断」は内的基準型
「ヒマはない」は時間重視型
黒澤は、よく完璧主義と言われますが
完璧とはどういうことでしょうか
妥協を許さない自分型と自分にしか分からない内的基準型からくるのでしょう
この言葉からもうかがい知ることができます。
映画製作は感性が必要ですし、
ビジネスとは似て否なるところはあると思いますが、
映画製作もプロジェクトですから、メンバーを導き、
仕事に完璧を追求するリーダーシップは共通かもしれません
ご自身の詳細型、自分型、内的基準型、時間基準型をお知りになりたい方は
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