内発的動機づけと外発的動機づけ
動機づけとは
我々人間は、常に何か目的や方向性をもって行動していると考えられます。その時、何らかの動機づけが作用しています。
「あの人が喜ぶから、これをやる。」
「上司に言われたので、いやいやだが、この仕事をする。」
「上司に言われたので、この仕事をする。が、やりたかった仕事でもある。」
その動機は様々でしょう。
内発的動機づけとは
自らの好奇心や関心など、外部の情報に依存しない動機づけを内発的動機づけと言います。
内発的動機づけに基づいた行動は行動そのものが目的になります。
外発的動機づけとは
義務、罰則、報奨、他人の意見など外部の情報によってもたらされる動機づけは外発的動機づけと言います。
外発的動機づけに基づいた行動は単なる手段となっている場合が多くなります。
但し、自己の価値観や信念と一致している場合は、内発的動機づけと同じ行動を取ります。
アンダーマイニング効果とは
当初、内発的動機づけによって行動していたものが、報奨など外発的動機づけを受けることで、動機づけが低下することを、アンダーマイニング効果と言います。
自ら由とした行動において、金銭的な外発的動機づけを受けて、やる気を失くしたという経験は誰しも一度くらいはあるかも知れません。
エンハンシング効果とは
逆に、外発的動機づけによって、内発的動機づけが高まることをエンハンシング効果と言います。
上司から言われた仕事だったが、仕事が面白くなったり、天職だと感じて自ら率先して目標に向かって行動するという経験もあるかも知れません
どちらが良い悪いではなく、
内発的動機づけでやる気が出る人（これを内的基準型という）と、
外発的動機づけでやる気が出る人（これを外的基準型という）がいるということです。
相手がどちらなのかを見極めるのは容易ではありませんが、行動を観察することで見えてくるかも知れません。
まずはご自身の内的基準型と外的基準型の傾向を知ることが重要です。
iWAM 診断は、自身の>内発的動機づけ（内的基準型）と外発的動機づけ（外的基準型）の傾向を知ることができます。
