経営理念、経営者の思いとは

会社の理念とは何でしょうか?

 

自分の会社の理念を即答できる人が何人いるでしょうか。

 

では企業の目的は何でしょうか?

 

企業の目的は利益を得ることです。

 

役所や公立学校のように非営利団体ならともかく、民間企業の第一の目的は利益です。

 

当然のことなので、会社の理念に「お金を儲けること」という言葉はありません。

 

会社の理念とは何をして利益を得るかということだと思います。

 

最近良く耳にするCSR(CorporateSocial Responsibility:社会的責任)は儲かった後の話しです。

 

勿論CSRを蔑ろにして儲けることが難しくなっているのは事実ですが。

 

社長の夢や思いが新商品や新サービスとして生まれてくるのだと思います。

 

ほんの10年くらい前は会社の平均寿命は30年と言われていました。

 

最近は20年、15年とだんだん短くなっているようです。

 

ITの進展により企業競争が激化してきていて、それだけ商品やサービスの寿命も短くなっているということかも知れません。

 

経営戦略策定フェーズでは経営理念や社長の思いも大事ですが、ライフサイクルという時間軸の考慮も必要です。

 

数年前トヨタの方と仕事をしたのですが、利益1兆円を超えた時期でしたがその方が言いました「40年前はトヨタもベンチャーだったから」と、これを聞いた時、そうだよなあ、私が小さい時はこんなに車は走ってなかったなあと思いました。

 

何だか昔から大企業だったような錯覚を覚えますよね。

 

今では隆盛を誇る世界のトヨタですが、当時の経営者の理念が身を結んだ結果なのでしょう。

 

しかし世界のトヨタとて安閑としてはいられないのです。

 

この理念が引き継がれ、時代の変化に対応していかなければすぐマイナス成長になりかねないのです。

 

 

油断すると「盛者必衰の理をあらはす」になりかねないのです

 

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