徳川家康のリーダーシップ
岡崎城にある「東照公遺訓」より
人の一生は、
重荷を負うて遠き道をゆくがごとし
いそぐべからず、
不自由を常と思えば、
不足なし心に望み起らば困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の基(もとい)
怒りは敵と思え
勝つ事ばかり知りて、
まくる(負ける)事を知らざれば
害その身にいたる
おのれを責めて人をせむるな
及ばざるは過ぎたるよりまされり
慶長八年正月十五日
人はただ身のほどを知れ、草の葉の露も重きは落つるものかな
●反映・分析型、問題思考・回避型、寛容型
徳川幕府の祖、徳川家康の晩年の書です。徳川家康といえば、戦国時代をしぶとく生き抜いた忍耐の人というイメージがあります。
「堪忍」は、じっくり考え、じっと待つ、反映分析型
「重荷」、「不自由」、「困窮」、「負ける」、「害」は、問題思考・回避型
「おのれを責めて人をせむるな」は、ルールや規則を相手に押し付けない寛容型もしくは遵守型
問題思考・回避型の言葉が多くちりばめられていますね
つまり、徳川家康は、じっくり考え、時期を待ち、問題を発見・分析・回避しながら、あまり自分のルールや規則を押し付けず、周りの人との調和を保ちつつ目標に向かうリーダーシップです。慎重さがうかがえます。戦国時代を生き抜くための知恵だったのかもしれません。
この言葉からもうかがい知ることができます。
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