認知―感情システム理論

認知―感情システム理論とは

認知―感情システム理論は2008年にミシェルとショウダ(Mischel.W.&Shoda.y.)により提唱された理論です。人はあるコンテクスト(状況や場面)に遭遇した際に、個人の持つ様々な認知、感情・動機が影響しあい行動を規定するというものです。

 

 

 

 

コンテクストとは

コンテクストとは状況や場面を意味します。

人はまず、コンテクスト(状況・場面)を認知することから始まります。

同じ職場や仕事でも、人それぞれコンテクスト(状況・場面)の認知が違うということを理解すべきです。

そう理解するだけで、職場でのコミュニケーションに変化が起こります。

 

認知心理学・認知行動学

モチベーションにおいてはこのドライブ(動因)をどのように認知するのかを研究するのが認知心理学・認知行動学です。

モチベーションは、動因(ドライブ)と誘因(インセンティブ)からなり、ドライブ(動因)とはモチベーションにおける内面、欲求、欲望のことです。

誘因(インセンティブ)は外部要因、つまり金銭や目標設定などのことです。

これからのモチベーション(動機づけ)はいかに動因(ドライブ)を認知するかにあります。

 

iWAMと認知―感情システム理論

iWAMは職場というコンテクストに限定して、「ことば」で認知する方法を取っています。

「ことば」は思考する時に使用していて、思考に影響を与えていると考えます。

動機や感情の表現も思考の一部と考えると影響を与えていると考えられます。(「ことば」にならない衝動や感情があるのも事実です。これについては、「ことば」をまだ知らない幼児期の感情が影響していると言われています。)

そして、認知―感情システム理論によると認知、思考(動機、感情)が行動に影響を与えているということです。

このようなシステム理論からも分かる通り、iWAMを受けて頂くと、皆さん納得できるのだと思います。

iWAMは職場における行動特性とモチベーションを診断する認知心理学・認知言語学を応用した世界で初めてのWeb診断ツールです

 

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