バックアップの種類と特徴について
バックアップは障害への備えとして一般に普及しています。しかし、その内容となると以外に理解している人は少ないかも知れません。
バックアップの種類とメリット・デメリット
バックアップはフルバックアップ、差分バックアップ、増分バックアップの3種類に分類できます。それぞれ運用方針や費用対効果によって使用方法が違います。障害発生時のリカバリが滅多に起こることがないので、どのバックアップが良いかを判別するのは難しいところです
◆フルバックアップ
その名の通り、すべてを取得するバックアップ方法です
メリットとして、リカバリを含め、運用が簡単です
デメリットとして、バックアップ時間が長く、バックアップとバックアップの間が長いとリカバリという観点で
かなり以前の状態まで戻ってしまう可能性があります
◆差分バックアップ
前回のフルバックアップからの差分をバックアップする方法です
メリットとして、リカバリは比較的簡単です
デメリットとして、バックアップ時間がだんだん長くなり、最終的にはフルバックアップと同じくらいになります
◆増分バックアップ
前回のバックアップからの増分だけバックアップする方法です
メリットとしては、バックアップ時間が短くなります
デメリットとして、リカバリを含め、運用が煩雑になります
一般的にはフルバックアップを選択する場合が多いと思いますが、システムの特性、運用要件に合ったバックアップ方法を選択します