ファシリテーション理論の変遷
ファシリテーション理論の変遷
ファシリテーション理論の変遷図
変遷で見ると、エンカウンターグループ(カール・ロジャースが開発したカウンセリングの方法)と呼ばれる、グループ体験によって学習を促す技法が1960年代にアメリカで生まれました。
その時に、メンバーやグループが成長するために働きかける人をファシリテーターと名づけました。
この流れは、体験学習や教育系のファシリテーションとして現在まで続いています。
アメリカのコミュニティ・デベロップメント・センター(CDC)で、コミュニティの問題を話し合う技法としてワークショップやファシリテーションが体系化されました。
こちらは、市民参加型のまちづくり活動へと受け継がれています。
1970年代あたりから、アメリカで始まった会議を効率的に進める方法として開発され、やがて「ワークアウト」と呼ばれるチームによる現場主導型の業務改革手法に応用されていきました。
今ではファシリテーションが専門技能として認知され、重要な会議にファシリテーターを置くのは珍しいことではなくなり、最近は支援型リーダーへと関心が移ってきています。
最近、セミナーなどで、商品やサービスを説明するだけのプレゼンテーションでは、集客、顧客満足度が上がらず、商品・サービスの売上につながらないケースが増えています。
グループワークを考案するファシリテーション・スキルが重要度を増しています。
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